「うこぎ」について
ウコギは米沢藩の上杉鷹山が栽培を推奨した植物です。
枝にトゲがあり、垣根に植えられて外敵を防ぐ役目があると同時に、若葉は食用に根は薬用に利用されてきました。
米沢のお土産品には多くのうこぎ商品があります。
うこぎ餅、うこぎ煎餅、うこぎ茶、うこぎラーメン、さらにはうこぎアイスクリームなど。
その他寒天やババロア、パン、スープなど、いろいろな料理やお菓子に使えるうこぎパウダーというものもあります。
ウコギは米沢だけでなく山形県の他の地域でも見られ、新緑の時期にはスーパーにも並びます。
ウコギは山菜の一種で、多くの山菜と同様、苦味があります。
その苦味は他の山菜よりも強く、「きどい」というウコギ独特の表現が使われます。
家庭で作るウコギ料理としては、おひたしや和え物、ウコギめし、天ぷらなどが一般的です。
ネットを検索するといろいろなウコギのレシピが見つかります。
調理例(ウコギの胡麻和え)
ウコギを料理するときには、まずはたっぷりのお湯でゆがいて、そのあと冷水にさらしてアク抜きをします(天ぷらはアク抜きの必要はありません)。
苦味の強いウコギですが、その苦さゆえにウコギは体にいい食べ物という感じがします。
実際、ウコギには健康への効能も見られます。
新陳代謝の促進、血糖上昇を抑える、不眠症を軽減する、あるいは抗菌作用があるといった報告もあります。