「さくらんぼ」について
山形といえば果物がおいしいところですが、特に有名なのがさくらんぼです。
さくらんぼの樹はゴールデンウィークの頃、白い花を咲かせます。
豪華なソメイヨシノと違い、小ぶりで清楚な花です。
さくらんぼだけではありません。
りんごも桃もラ・フランスも、多くの果物の樹が一緒にかわいい花を咲かせます。
桃だけピンク色で他はほとんど白い花です。
この時季にさくらんぼ畑に行くと、うっとりとするような景色が広がっています。
花が落ちると、まず小さな緑色の実が見られます。
それが段々と大きく、色がついてきて、開花から1ヵ月少々でおいしそうな紅いさくらんぼの実が熟します。
特に人気があるのが佐藤錦という品種。
佐藤錦は大正11年(1922年)に、東根市の佐藤栄助氏が開発した品種です。
柔らかめでジューシー、甘味と酸味のバランスがよい品種です。
さらに、その美しさと価格から「赤い宝石」とも呼ばれます。
佐藤錦の他にも人気の品種はたくさんあります。
6月上旬に採れる紅さやか、佐藤錦の後にできるナポレオン、果肉が少し硬めで7月上旬に採れる紅秀峰や大将錦、大きめで黄色っぽい南陽など、さまざまな種類があります。
いろいろと食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
山形県内にはさくらんぼ狩りのできる観光果樹園がたくさんあります。
一粒一粒に太陽の光が凝縮したようなさくらんぼは見ているだけでもきれいです。
真っ赤に熟した新鮮なさくらんぼを木からもいで口に入れると、それだけで幸せになっていきます。
さくらんぼ果樹園の情報はこちら
山形県観光物産協会 やまがたへの旅 内、「さくらんぼ狩りにいこう」