納豆汁

「納豆汁」について

「納豆汁」。
名前だけは聞いたことがあるけど食べたことはない、という人は多いのではないでしょうか。
納豆汁はすりつぶした納豆を味噌汁に加えたもの。
とろみがあって、寒い雪国の冬、熱々の納豆汁は体の芯から温めてくれます。

納豆汁の写真

山形県だけのものではなく、秋田や岩手などにも納豆汁はあります。
東北地方全体の郷土料理といったところでしょうか。
ただ、具や作り方はそれぞれ異なっています。

山形の納豆汁は、豆腐、こんにゃく、油揚げ、イモガラといった具を使うのが一般的。
わらびやなめこを加えるレシピもあります。
納豆は具というよりも、一種の調味料のように使われます。
納豆をすりつぶして、だし汁少々で伸ばします。
それを出来上がった味噌汁に加え、最後にねぎとせりを散らして完成。

コツは、納豆を加えたらすぐに火を止めること。
納豆の臭いもあまり感じることなく、香りの豊かな味噌汁、といったおいしい納豆汁が出来上がります。
ひきわり納豆を使う作り方もあるけれど、やっぱり粒納豆を使ったほうがコクとうまみが出ます。

納豆をすりつぶしている写真

納豆汁、出来上がりの写真

納豆汁は材料が味噌や納豆といった大豆製品がメイン。
ヘルシーで低カロリーな料理です。
ダイエット中の方でも気にせず食べられるのではないでしょうか。

山形市の「香味庵まるはち」(TEL 023-634-4108 FAX 023-634-4109)では、冬限定で納豆汁がメニューにあります。
お店は山形駅から徒歩10分少々の場所にあります。